11月16日にリリースされたニュースですが、ダイヤモンド社が、子会社のダイヤモンド・ビッグ社の出版事業やインバウンド事業などを学研プラスに譲渡することになりました。
2021年1月1日以降、学研ホールディングスの子会社、学研プラスが新設する新会社が運営されます。
ダイヤモンド・ビッグ社(以下、ビッグ社)は、海外旅行のガイドブック『地球の歩き方』をはじめ、arucoやPLAT、インバウンド向けの情報誌、そして私がいま制作させていただいている御朱印シリーズなど、旅行関連の出版事業を展開しています。
じつは、そのニュースがリリースされるつい1週間ほど前に、ビッグ社の方とお話をさせていただくチャンスがあったのです。
これから生き残っていくために、ご自分たちだけではなく、私たち下請け制作者のことも考えてくださった企画内容やアイデアをお伺いして、そのすばらしさに頭が下がる想いでした。
別の方も、新型コロナに伴う旅行者の意識調査や渡航の再開、今後の動きなどを定期的にメールをくださったり、みなさんとても前向きにこの状況でできる新企画をあれこれ考えていらっしゃっいました。
担当の国や旅、ガイドブック制作に対して熱い想いを持っていらっしゃるだけでなく、私たち下請けに寄り添い、尊重してくださる方ばかりです。
なのに突然、、、
ビッグ社のみなさんと話したくても、どうなるかわからないことばかりで何をどう話せばよいのか言葉も見つからず、「そもそも私、仕事なくなっちゃうんじゃない?」という不安もあり、この事実をどう受け止めてよいのかわからなくて、、、
『地球の歩き方』に関わらせていただくことになった大昔のことをいろいろ思い出したりして(はじめはニューヨーク編の現地レポーターで、次はサンフランシスコ編の編集担当)、その日は悲しくて悔しくて、眠れませんでした。
私がこうして、ニューヨークについてのあれこれ話せるのは、まぎれもなくビッグ社さんと『地球の歩き方』のおかげです。
ガイドブックを通してニューヨーク(アメリカ)への想いを発信させていただけることで、ニューヨーク(アメリカ)だけでなく、たくさんの方とつながることができて、今の私があります。
そして、ラッキーなことに3冊も著書本を出版していただけきました。感謝してもしきれませんしし、どれだけのご恩をいただいているか、、、
ほんとうにコロナがにくい。
ニューヨークのガイドブックの制作をできなくなるときって、ニューヨークに行けなくなるときって、いつどんなタイミングでくるのかな〜と以前ぼんやり考えていたことがあります。
それが、自分の能力不足や加齢が原因ならまだしも、コロナでなんて絶対にイヤ!
また必ずニューヨークのガイドブックを制作できると信じて、今はいただいた目の前の仕事を精一杯がんばるしかありません!(そしてタイトルの煉獄さんへ)
つい先日、Twitterでたまたまこちらを拝見して、涙が出そうになりました。ありがたいです。
https://twitter.com/SEREN_Yankees/status/1328686521738620928?s=20